今日は「日韓の技術力」について解説します。
「外交官と公館への攻撃は野蛮だ=韓国(中央日報)」なんてリビアの米国大使館と領事館の件で記事が載ってました「いかなる名分でも正当化できない反文明的な行動」とか「国際社会に対する重大な挑発」何て言ってます。この人達「在韓日本大使館」に何やっているか忘れているみたいです。それとも「日本には何をしてもいい」という暗黙のルールがあるのかな?
「反文明的な行動」犯人は執行猶予でシャバの空気吸っています。
そうそう、「3回目の正直」なのか「2度あることは3度ある」になのか楽しみなのがナロ号の打ち上げです、ナロ号の3度目の挑戦が10月末にあります「4度目はない」なんて不退転の決意かと思ったら「ロシアとの契約が3回で終了」だからそうです。
打ち上げどうなるのかな?失敗して「爆笑」するのも良し、成功して「ホルホル記事」からかうのも一興です、イギリスのブックメーカーのオッズ(賭け金配当倍率)はどうなっているのでしょうか?
でも技術先進国なのになんでロケットぐらい作れないのか?とお思いでしょうが韓国は「技術力」ないんです、コツコツ基礎技術を研究とか、素材技術とかは全くダメなんです。こういうのやらないと「新技術」は生まれません。かつては日本がホイホイ教えていましたが、いくら「お人良」の日本人でもガードが高くなります。今日は韓国の技術力を検証してみましょう。
ロシアから空輸されるナロ3号、ロシアのカードの固さが伺い知れます。
【韓国は技術力の実力は?】
ミサイルは開発すると「日本を狙う」からアメリカから長距離ミサイルの開発が禁止されています、そこでロケット開発です。ロケットと弾道ミサイル何が違うかというと「先っぽ」に積んでいるのが「衛星」が「弾頭」かの違いと、「発射速度」です、発射のスピードが秒速7.9 km以上だと「衛星」それ以下だと地上に落下します、まあ「弾道ミサイル」です。
当然アメリカは物騒な韓国に技術を教えません、そこでロシアにロケット発注です「技術」をパクろうとしたのです。ロシアで訓練受けていた「韓国人宇宙飛行士」もロシアにロケット資料を盗んだのがバレて「摘み出されて」います「恥ずかしい」人達ですね。そんな事があってロシアも警戒しロケット部分「ブラックボックス化」です。ロシアで作ってそのまま空輸で韓国に持ち込まれます。きっとロケットに韓国人が近づかないようロシア人が見張っているのでしょう。
軍事技術はガードが固いのです、第2次世界大戦の時アメリカはイギリスに爆撃機を供与していたのですが「爆撃照準器」はワザと旧式なものが装備されていました「技術の流出」を恐れていたのです。
兄弟国でもこんな感じなので、当然韓国に「最新軍事技術」教える国はありません、「教えてもらえないので」韓国は独自で兵器開発が必要となります。
ドイツから技術盗もうとしてドイツの逆鱗に触れ「技術援助中断」された戦車のパワーユニット(エンジンとトランスミッション)の自主開発を余儀なくされたのですが、技術力がないので上手くできません。戦車のエンジンとミッションも作れないのです。
韓国の技術力の「象徴」がウリナラロケット「ナロ号」です。
【数字で見る韓国の技術力】
↑を裏付ける記事が出てました「韓国の技術競争力、OECD最下位…日本は1位」(中央日報)
こんな統計があった事は知りませんが「技術貿易収支倍率」なんていうのがあって「技術輸出額÷技術輸入額」で計算します、これが1以上であれば「技術輸出額」>「技術輸入額」です、この数字が高ければ高いほど「技術競争力」が高いという事です。日本が4.60(1位)米国は1.46、韓国は0.33で「ビリ」です、単純には比較できませんが前述の数字を使うと日韓の技術力は「60:1」なんです。
「サムスンとアップルの世紀の特許戦がうらやましい日本」なんてバカな記事がありましたね〜
【日本はスマホ市場で「蚊帳の外」にいるのか?】
じゃなんで「スマホ」はサムソンなの?なんて素朴な疑問があります、韓国では「日本不要論」とか「日本下請け論」なんていうのがあります、もう「日本から学ぶ事はない!」なんて豪語してます。
今年の調査で「iPhone」の生産コストの179ドル内60ドルが日本製部品なんていうのがありました、韓国製の部品は23ドルです。記録的な円高なのに海外メーカーはなぜ日本から部品を調達するのでしょうか?
答えは簡単でスマホは日本製部品がないと成立しないのです。
日経にスマホの部品の技術のニュースで「電磁波シールド材」とか「薄型基板」「超小型コンデンサー」なんて出てましたね、その他にも「高精細液晶パネル」「偏光板ポバールフィルム」「偏光板の保護フィルム」「ジャイロセンサ」「電子コンパス」なんていう根幹部品は圧倒的に日本です。
昨日の日経でも「iPhone5」の部品市場は1兆円なんて記事です、シャープの液晶の製造遅れが「iPhoneのアキレス腱」なんて書いてありました、この部品の他社からの調達が難しいのでしょう。この他に「機械を作る機械」とか「部品を作る機械」とか「部品を組み立てる機械」なんていうのは日本企業の独壇場ですね。
アップルとサムソンが「殴り合い」しても日本は「どうでも良い」のです、どちらにも日本が「部品」提供しているからです、目立ちませんが日本はスマホで「利益を享受」しています、決して「蚊帳の外」ではないのです。
表現は悪いですが、紛争当事国の双方に「弾薬」売っているようなものです。
【日本のガラパゴス化】
でも、日本スマホメーカーは情けないですね・・・
以前、日本の通信産業は電々公社(現NTT)にぶら下がっていました、NEC、富士通、OKIは「電々ファミリー」なんていわれていました。電電公社がビル建てればその周りにファミリーのビルが建つなんて感じです、その後はNTT、移動通信体分離後はDOCOMOの指導の下に「Iモード」です。日本固有の通信行政に従うしか知らないファミリーですから「時代の流れ」について行けないのです。要は日本の通信行政自体が「ガラパゴス」だったのです、メーカーも従う事しか知りません・・・
自分で考えないとこうなります。
【製造技術の変化】
製品のつくり方ですが、以前は部品と部品をいかにスリ合わせて性能を向上させます「職人」に近いアナログの世界です、この辺りは日本の独壇場です「職人」の養成から始める日本メーカーの得意な部分でした、自動車なんかは今もその伝統が巾を効かせています、「トヨタ」が強いのはその為です。
一方テレビ、パソコン、スマホは部品を組み立てれば「完成」です、性能は「ソフトウエア」が左右します。「日本製の部品」と「日本製の部品製造装置」と「日本製の組み立てマシン」があれば誰でも参入できるのです、まあ「組立工場」です。
この手のメーカーは「手間賃」だけなので利益率が低いのです、その上価格も「競争」にさらされるので更に利益が削られます。「薄利」ですから「損益分岐点」が高く、売上が少し下がると簡単に「赤字」に転落するのです、弱電メーカーは過去にも景気の動向ですぐ「赤字」に転落していたのです。
組立てるだけの製品は誰でも作れるので価格競争なので、競争に勝ち抜くには「製造原価」を下げなければなりません、その為には「部品の大量購入」や「大量生産によるコストダウン」が必要となります。
組立産業では「マス」を制したものが勝ち残るのです。
【サムソンが強い理由】
「サムソン」を見てみましょう
サムソンの売上は韓国のGDPの22%を占めています「サムソン」=「国家」なのです。
韓国が「法人税」が安いのも、国による「工場団地建設」も、日本の3分の1の「電気料金」や外国人労働者「低賃金」も、日本より「物流費」「港湾利用料」「空港利用料」「飛行機の燃料」が日本より大幅に安いのは、みんな国策なのです。(まあ日本は高すぎますが・・・)
それに加えこの4年間でウォンは円に対して半分の価値になりました「為替操作」です、日本のマスコミは殆ど報道しませんが、アメリカは韓国を「不正為替操作国」に指定しています。この数年で韓国製品の市場価格は日本製品より3割安くなりました、日本が競争に負けるのは当然です。
部品や製造設備は同じ値段とすれば、電気料金、人件費、税優遇などは大きな競争力となります、そして決定的なのは「為替相場」です、日本が勝てる訳ありません。
経団連がボヤくのも理解できます。
【数字で見る韓国の日本への依存度】
韓国の日本に対する「依存度」を数字で検証してみましょう。
日韓貿易では日本の「一方的黒字」なんです「嫌いな日本」から大量に物を買っています、2011年は震災で対韓輸出は減少し輸入は増加しましたが、それでも日本は2.1兆円の黒字です(前年の2011年は日本は3兆円の黒字)。韓国全体の貿易収支(輸出−輸入)は2.5兆円ですから、韓国が世界に輸出し「儲けた」ものが全て日本の「儲け」になっていると言っても過言ではないでしょう。
「韓国」無くなったら日本が困るんじゃ〜なんて心配は無用です、日本は輸出先が変わるだけなのです。
【今後の韓国経済】
日本のスマホメーカーは↑の理由で負けました「経営の責任」とだけは一概に言えないでしょう、スタートラインの位置が違うからです。でも「参入障壁」が低い「組立工場」はどんどんコストの安い国に移って行くでしょう、実際サムソンも海外工場に生産をシフトしています。
サムソンは今後は厳しいですね、拡大主義のサムソンの負債額は13兆円を超えています、13兆円と言ってもピンとこないでしょうが韓国の国家予算は309兆ウォン=21兆円程度ですから、国家予算の半分以上のレベルです。当然市場から「社債」とかで資金を集めないといけないので決算も「粉飾」に近いものでしょう、赤字部分をグループ他社に「飛ばし」最高益更新中です、こういう事は得意な人達です。
最近韓国の国債ランクが上がったなんてホルホルしてますが、「格付け会社」と「ファンド」は同じ根っこですから「韓国の在庫処分」なんでしょう、破綻前だったギリシャも国債の格付けAで、その後一気に6段階引き下げでしたね、そっくりです。
韓国とサムソンの破綻はどっちが早いのかでしょうか、イギリスのブックメーカーのオッズはどうなっているのでしょう。
同着かな?
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