芭蕉 −広がる世界、深まる心−
2012年9月29日(土)〜11月11日(日) 名古屋市博物館
【社会】名古屋・栄のホコ天、来春以降も2012年9月17日 09時38分 名古屋・栄の商店主らでつくる南大津通歩行者天国協議会は、春と秋の日曜日に大津通で実施している歩行者天国(ホコ天)を、来春以降も恒例行事として継続する。期間中の人通りが通常の3倍程度に増えた集客効果を受け、東京の銀座や秋葉原に肩を並べる全国有数のホコ天を目指していく。 栄のホコ天は1970年に始まったが、マイカー増加で周辺の交通渋滞が深刻化し、84年に中止された。協議会は名古屋駅周辺に押され気味の集客を取り戻すため昨年9〜11月、栄−矢場町の交差点を結ぶ700メートルで27年ぶりに試験実施し今秋までの継続を決めていた。協議会によると、ホコ天が実施されている正午から夕方までの時間帯の人通りは通常の6万人から20万人前後に増えた。 今秋のホコ天は9月16日から11月11日までの計8回(10月21日を除く)。名古屋市の河村たかし市長は16日の開会行事のあいさつで、大津通のホコ天区間の中央分離帯が人の流れを分断していることを指摘。「(10月20、21日の)名古屋まつりから中央分離帯を取るでよ。楽しみにしてちょう」と述べ、支援を打ち出した。 16日は18万人(主催者調べ)が集まった。パラソル付きベンチで休憩していた名古屋市千種区の会社員柴原猛久さん(38)は「2歳の息子がいるのでベビーカーで移動しやすいホコ天は助かる」と継続を歓迎していた。 今後は通行人を飽きさせないイベントの企画や渋滞対策が課題になる。現在は路上でのパフォーマンスが禁止されており、銀行員宮城愛美さん(27)=同市緑区=は「許可した方がいろいろな人が集まって楽しくなる。路上でブレークダンスを踊りたい」と話した。 協議会の勝田明会長(80)は「認知度が上がり、評価も上々。イベントは通行人の妨げになるなど難しいが、楽しんでもらうための改善策を探りたい」と述べた。 <歩行者天国の事情に詳しい風刺作家のマッド・アマノさんの話>ホコ天は話題性があり、時代にも合っている。長期的な成功の鍵は「異空間」を作り出せるかどうか。参加型のイベントや音楽、ダンスなど何でも良い。「日常と違う世界がある」という刺激が人を集める。ホコ天の先輩格の銀座にも言えるが、栄にはまだまだその魅力が足りない。遊び心と手作り感を大切に、栄らしいホコ天を追求してほしい。 (中日新聞) PR情報
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