自殺したトニー・スコット監督の妻が脳腫瘍の噂を否定

(ハリウッドチャンネル)

　現地時間19日に突然、自らの命を絶ったトニー・スコット監督の自殺の原因について、ネット上では憶測が飛び交っている。ABCニュースは、スコット監督が脳腫瘍を患っていたと報じたが、遺族の話では、健康上の問題はなかったという。

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　19日午後12時35分頃、サンペドロとターミナル島にかかるヴィンセント・トーマス橋から人が飛び降りた、との通報が何件も寄せられたという。目撃者によるとその人物は、躊躇することなく飛び降りたとのこと。午後3時頃、ロサンゼルス湾岸警察の潜水チームによって遺体は引き上げられた。

　駐車していた車の中からは、死亡後の連絡者リストが残されており、リストには電話番号も記載されていた。その後、事務所で遺書が見つかったが、その内容は発表されていない。自殺の原因について、スコット監督が手術不可能な脳腫瘍を患っていたというニュースも報じられたが、TMZによると、妻ドナは警察に対し、スコット監督の健康状態は良好だったと証言、噂を全面否定している。また同サイトでは現時点の検視結果で、腫瘍は見つかっていないとも伝えている。

　訃報を聞いたトム・クルーズは「トニーは大切な友人で、これからとても寂しくなる。ご家族にお悔みを申し上げます」と追悼の意を表した。スコット監督はクルーズの出世作「トップガン」（86）の続編製作を進行中だった。

　また、E！onlineによるとトニー・スコット監督の兄リドリー・スコットは、新作「The Counselor（原題）」の撮影を中断、滞在先のロンドンからロサンゼルスへ向かったという。

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