中国国防相「平和的解決を望む」=尖閣問題、米国防長官と協議
時事通信 9月18日(火)16時9分配信
【北京時事】中国の梁光烈国防相は18日、北京を訪れたパネッタ米国防長官と会談し、日中両国が激しく対立する沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)問題などについて協議した。梁国防相は共同記者会見で、「われわれはさらなる行動を取る権利を留保する」と報復措置を示唆しながらも、「やはり平和的な交渉を通じた適切な解決を希望する」と述べ、日本側と対話を行いたいとの意向を示した。
新華社通信が伝えた。尖閣問題に関して中国軍制服組の指導者が直接言及したのは初めて。
また、梁国防相は会談で、米国が「日米安保条約の適用対象」と表明していることに「われわれは断固反対する」と非難。尖閣の主権帰属問題でいずれか一方の肩を持たないという約束を厳守するよう求めた。これに対し、パネッタ長官は南シナ海、尖閣問題などで「どちらかに肩入れすることはなく、関係国が平和的に紛争を解決することを望んでいる」と確認した。
最終更新:9月18日(火)18時8分
Yahoo!ニュース関連記事
- 尖閣への日米安保適用反対=中国国防相(時事通信) 17時1分
- 日本との領有権問題で平和的解決望む、一段の措置講じる権利=中国国防相(ロイター) 16時57分
- 米国防長官、尖閣問題で日中に自制した対応を求める写真(ロイター) 15時35分
- 中国、一段の報復措置を示唆=日本人の尖閣上陸に強く反発(時事通信) 14時13分
- <尖閣問題>パネッタ米国防長官「日中の調停者に」=日中、ニュージーランドを歴訪―中国メディア写真(Record China) 8時33分