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海自 ペルシャ湾で掃海訓練の調整
9月18日 8時13分

海自 ペルシャ湾で掃海訓練の調整
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中東のペルシャ湾で、アメリカ軍が主体となって始まった大規模な合同演習で、日本の海上自衛隊は、17日、アメリカやイギリスの部隊とともに機雷除去の訓練に向けた調整を本格化させました。

この合同演習は、日本が輸入する原油のおよそ9割が通過するペルシャ湾で、アメリカが主体となって、今月16日に始まったもので、日本やイギリスなど20か国以上が参加しています。
アメリカ海軍第5艦隊の拠点が置かれているバーレーンの首都マナマには、海上自衛隊の掃海母艦「うらが」と掃海艦「はちじょう」が到着しており、17日、アメリカとイギリス軍の兵士が両艦を訪れて洋上での訓練に向けて調整を本格化させました。
このうち、「はちじょう」には、海面に浮かぶ機雷を銃撃して爆破処理するための機関砲が設置されており、隊員が整備を進めていました。
海上自衛隊掃海隊の徳丸伸一群司令は「ペルシャ湾は日本にとって極めて重要な海域だ。自衛隊が持つ機雷除去の高い技術を各国と共有したい」と話しています。
ペルシャ湾を巡っては、イランが核開発問題を巡る欧米諸国への対抗措置として、湾の入り口であるホルムズ海峡を機雷で封鎖する可能性をたびたび示唆しており、アメリカ軍としては、各国と協力して機雷除去の能力を示すことで、イランをけん制するねらいがあるものとみられています。

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