Category: 政治・行政 Tag: 竹富町 竹富町長選
Tweet当落は午後3時ごろ
任期満了に伴う竹富町長選挙は2日、町内8カ所で投票が行われた。投票率は85・26%で、1948年の町昇格後に初めて行われた第1回町長選挙の85・49%を下回り、過去最低となった。前回(2008年8月31日)に比べると、4・7ポイント下がった。投票区別では、白浜と西表を除く6地区で減少した。開票は3日午後1時15分から、石垣市内のJAおきなわ八重山支店会議室で行われ、午後3時ごろには当落が判明する見通し。
町長選に立候補しているのは新人で元小学校教頭の加勢本曙(62)=西表白浜=、同じく新人で前副町長の山田耕治(55)=西表祖納=、現職の川満栄長(59)=西表住吉=の3氏。
投票率を地区別に見ると、立候補者3人の出身地である西表(祖納・干立)は91・71%で前回と同数。白浜は92・65%で、前回を4・26ポイント上回った。小浜は前回を11・75ポイント下回り、竹富、波照間でも前回より5ポイント以上落としている。
今選挙では当初、町役場移転問題が最大の争点となっていたが、告示直前になって川満氏が住民投票の実施に政策を転換したことで争点が不明確となり、有権者の関心が低調になった様子。
投票日が旧盆明けに当たったことで、各地区の投票所は出だしから低調な投票率で推移し、夕方には「邪気払い」などの地域行事が重なったことでさらに、投票率が下がったものと見られている。
有権者からは「街頭演説で候補者ごとの演説は聴いたが、公開討論会など政策を比べる機会がほしかった」(西表西部)、「役場移転以外の政策が似通っているので選択が難しい」(竹富)といった意見もあった。
投票率が過去最低となったことに、那根淳選管委員長は「全体的に投票率が下がりつつある中、台風の影響を考慮して選挙期間を延ばしたことや旧盆を挟んだことなど、投票率低下には複数の要因が考えられるが、残念としか言いようがない」とコメントした。
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