8月
21日
2012

【竹富町長選】きょう告示 川満、山田、加勢本3氏の争い

Category: 政治・行政 Tag: 竹富町長選



5日間の超短期決戦に

 任期満了に伴う竹富町長選挙(26日投票・27日開票)は、21日告示される。今選挙には現職の川満栄長氏(59)=西表住吉=と新人で前副町長の山田耕治氏(55)=西表祖納=、新人で元小学校教頭の加勢本曙氏(62)=西表白浜=が立候補を表明しており、3人の争いになるものとみられる。町役場移転問題が最大の争点となっていたが川満氏が政策転換し、山田氏と同様に住民投票の実施を掲げたため、明確な争点が見いだせない状況で短期決戦に突入する。

 選挙戦に向け、これまで住民投票を行わずに町役場を移転するとしてきた川満氏は、告示前の政策発表で政策を転換。住民投票の実施を掲げたため、住民投票に委ねる考えを示して現職との違いを強調してきた山田氏と政策面で大きな違いが見えなくなり、争点が不明瞭(めいりょう)な状況で告示を迎える。
 早々に出馬を表明した川満氏は西表島の町議3氏を中心に選挙態勢を構築。療養中の西表貫之氏の支持者からも支持を取り付け、西表西部・東部地区で総決起大会を開いて島内の基盤固めを済ませた。西表島以外の島では住民投票に政策を転換した柔軟性を強調し、山田陣営にいる町議支持層の切り崩しを図っている。
 一方、争点が不明瞭となったことで山田氏は町議8人の支持背景に政策の実行力を強調。石垣在西表出身の有志らも陣営に加わり、電話攻勢で支持拡大を図るなど浮動票の多い西表西部地区で巻き返しを図るとともに、東部地区の町議を中心に東部地区の現職支持層の切り崩しを図りたい考え。
 2氏が住民投票の実施を掲げる中、町役場移転反対を訴えている加勢本氏は、各島を巡って政策の浸透を図り、元石垣市議の富里八重子氏を選対本部長にした選挙態勢で、関係者を中心にした電話攻勢で支持を呼びかけている。

【川満栄長(かわみつ・えいちょう)】
 現職。1953年生。琉球大学短期大学卒。中学校教諭などを経て、90年に町議初当選後、5期目途中の08年8月に町長選初当選。

【山田耕治(やまだ・こうじ)】
 新人。1957年生。駒沢大学法学部卒。農業。94年に町議初当選後、3期目途中の05年10月に副町長就任、09年9月に辞職。

【加勢本曙(かせもと・あきら)】
 新人。1950年生。神奈川大学経済学部卒。小学校教諭・教頭、沖教組八重山支部書記長を歴任。前県立石垣青少年の家所長。

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