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中国監視船 接続水域出はいり繰り返す
9月18日 14時30分

18日朝、沖縄県の尖閣諸島の沖合で、日本の領海のすぐ外側にある「接続水域」に入った中国の漁業監視船は、その後、接続水域から出たり入ったりを繰り返していて、第11管区海上保安本部が領海に近づかないよう呼びかけています。

18日午前7時前、尖閣諸島の魚釣島の北北西、43キロの沖合で、中国の漁業監視船「漁政35001」が日本の領海のすぐ外側にある接続水域を航行しているのを第11管区海上保安本部が確認しました。
漁業監視船は、その後、接続水域から出たり入ったりを繰り返し、午後0時15分ごろには久場島沖の北東から接続水域に入り、航行を続けているということです。
海上保安本部が巡視船から無線などを通じて領海に近づかないよう呼びかけていますが、漁業監視船からは「島は中国固有の領土である。われわれは正当な業務を実施している。あなたたちはこの海域を離れてください」と返答があったということです。
一方、17日、中国国営の中央人民ラジオが浙江省や福建省などから1000隻の漁船が尖閣諸島の周辺海域に到達する見通しだと報じていましたが、海上保安本部によりますと、周囲で大量の漁船は確認していないということです。
尖閣諸島では今月14日にも、中国の海洋監視船6隻が接続水域に入り、その後、海上保安本部の警告に従わず、一時、日本の領海に入りました。

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