Internet Explorerに未修正の深刻な脆弱性 - 標的型のゼロデイ攻撃が発生
「Internet Explorer」に未修正の深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。Microsoftでは、定例外の提供も視野に入れ、セキュリティ更新プログラムの開発を進めている。
今回明らかになったのは、細工したウェブサイトへ誘導することにより、リモートからコードを実行できる脆弱性。「同7」から「同9」まで影響があるが、「同10」は、対象外だという。
同社では、一部標的型攻撃が発生しているとの報告を受けており、「MAPP(Microsoft Active Protections Program)」を通じて、パートナーであるセキュリティベンダーへ脆弱性に関する情報を提供している。
ユーザーに対して、ファイアウォールを有効にし、セキュリティ対策製品の最新版を利用することにくわえ、信頼できるサイトのみ「ActiveXコントロール」や「Active Script」の動作を許可したり、脆弱性緩和ツールである「EMET(Enhanced Mitigation Experience Toolkit)」を活用するなど、緩和策の実施を呼びかけている。
(Security NEXT - 2012/09/18 )
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