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» 2012年09月18日 07時47分 UPDATE

IEに新たな脆弱性が発覚、当面は別ブラウザの利用を

既に攻撃コードが出回り、セキュリティ専門家はIEのユーザーに対し、Microsoftがこの問題に対処するまでの間、ChromeやFirefoxなど別のWebブラウザに切り替えることを勧めている。

[鈴木聖子,ITmedia]

 米MicrosoftのInternet Explorer(IE)に、また新たな未解決の脆弱性が報告された。IE 7と8を標的とした攻撃が既に発生しているもようだ。米SANS Internet Storm Centerやセキュリティ企業各社が9月17日に一斉に伝えた。

 IEの脆弱性を悪用するコードは、先に発覚したJavaの脆弱性(Oracleが8月30日に対処済み)について調べていた研究者が14日に発見し、最新のパッチを当てたWindows XP SP3上で悪用できることを確認した。

 この脆弱性はIE 7/8/9に存在し、細工を施したWebサイトをユーザーが見ただけで被害に遭う可能性があるという。Microsoftはまだ、この脆弱性を解決するための更新プログラムをリリースしていない。

 脆弱性検証ツール「Metasploit」の開発チームは17日、この脆弱性を突くモジュールをMetasploitに追加したと発表した。同モジュールはIE 7/8/9とWindows XP/Vista/7の組み合わせに対して通用するという。

 SANSやMetasploitチームではIEのユーザーに対し、Microsoftがこの問題に対処するまでの間、ChromeやFirefoxなど別のWebブラウザに切り替えることを勧めている。

関連キーワード

Internet Explorer | 脆弱性 | Microsoft


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