中国交流行事:延期 鳥取東高に訪問先要望 /鳥取
毎日新聞 2012年09月15日 地方版
県教委は13日、県立鳥取東高校が19〜24日に予定していた中国河北省の河北師範大付属中学を訪問する交流行事を延期したと発表した。付属中学から行事の延期を求める連絡が県にあったという。尖閣諸島の問題などで、日中関係が悪化している現状に配慮した判断と見られる。改めて実施する時期は現在、白紙の状態だという。
県教委によると、付属中学から連絡があったのは13日午前。県の交流推進課を通じて、延期を求める連絡があり、鳥取東高も了承した。理由については、同省政府の教育担当部署などから「国内の情勢が不安定で安全上の懸念があるため、鳥取東高校の生徒らの受け入れを延期したほうがよい」との連絡が付属中学にあり、検討した結果、受け入れ延期を決めたという。
同行事は異文化交流を目的に、97年から互いに1年おきに交流団を派遣。今年は、鳥取東高が生徒7人と教員4人を中国に派遣する計画で進めていた。