【広州時事】中国広東省広州市の日本総領事館に17日までに入った連絡によると、同省東莞市内の市場で14日、夫婦で買い物をしていた日本人男性が2、3人の中国人の男に襲われ、足に軽傷を負った。妻にけがはなかった。
男たちは無言だったため沖縄県・尖閣諸島問題との関連は不明だが、被害者は「日本人であることは分かっていたようだ」と話しているという。
東莞は省都の広州と経済特区の深※(※=土ヘンに川)の間に位置し、製造業を中心に日本など多くの外国企業が進出している。
このほか、広州市内では最近、在留邦人から(1)バイクの運転者から催涙ガスとみられるスプレーを吹きかけられた(2)「JAPAN」と書かれたTシャツを着て歩いていたところ、中国語で罵倒された(3)タクシーの乗車を拒否された―との報告が総領事館に寄せられている。