兵庫県川西市の県立高校に通う男子生徒が自殺しいじめが発覚した問題で、学校側が両親に、「事故で死んだことにしてほしい」と依頼していたことがわかりました。
川西市内の県立高校に通っていた2年生の男子生徒は今月2日、自宅で自殺しました。学校側は会見で、自殺の翌日、両親に、「学年集会では不慮の事故で亡くなったと発表したい」と伝えたことを明らかにしました。理由を、「連鎖自殺を防ぎたかった」としましたが、両親からは断られたということです。校長は会見で、「不慮の事故という言い方をさせてもらえないかということでご遺族に話した。遺族へのお願いは責任がある私が判断した」と話しました。学校は生徒へのいじめを確認しているものの、自殺との関連については依然判断できないとしています。
 |