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◆プロボクシング女子ダブル世界戦 ▽WBA女子世界ライトミニマム級タイトルマッチ ○宮尾綾香(判定 3―0)安藤麻里●(16日、大阪・よみうり文化ホール) 女子のWBAダブル世界戦が行われ、ライトミニマム級では女優・上戸彩似の美女ボクサー・宮尾綾香(29)=大橋=が、王者・安藤麻里(24)=フュチュール=に3―0で判定勝ちし悲願の王座奪取。ミニマム級は王者・多田悦子(31)=フュチュール=が、柴田直子(31)=ワールドスポーツ=に判定勝ちし国内女子最多タイの8度目防衛を果たした。通算成績は宮尾が9勝(1KO)1敗、多田が11勝(2KO)2分け。
「新チャンピオン、宮尾綾香!!」がコールされると、ニューヒロインは静かに目を閉じて喜びをかみしめた。リング上から、両親らが見守る客席を見つめ「たくさんの方に応援してもらい…」と声を詰まらせると、セコンドから「きょうは泣いてもいいぞ」の声。厳しい練習でベソをかくという美女ボクサーは、世界のベルトを巻いて、いつもとは違う涙を流した。
この日は、髪形でも王者・安藤のヒョウ柄に対抗し、コーンロウ(とうもろこし形)で登場。初回から相手の顔面に的確に左ジャブをヒットさせ、相手が出てくればカウンターパンチを見舞った。打っては離れるヒット&アウェーで終始、主導権を掌握。「一発で倒すパンチがないので、あのスタイルを極めたい」。10回終了後も、上戸彩似の美形はそのままだった。
中学から短大まではバスケットに燃えた。「自分はわがままだから次は個人競技をしようと思って」と卒業後、地元・長野のジムで始めたボクシング。持ち前の運動神経で頭角を現し07年4月、タイ・バンコクの刑務所内で行われた世界戦の挑戦者に。結果はタイ人王者に判定負けだったが「タイに比べたら、関西はアウェーではなかった」と笑顔。今回の挑戦が決まると、ジムの先輩で前WBA世界ミニマム級王者の八重樫東(29)らを相手に男子と同じ1回3分のスパーリングを重ね、1回2分の女子戦で結果を出した。
強くて美人。大橋秀行会長(47)は「彼女が業界全体の起爆剤になれば」と期待する。「ホームページやブログはマメに更新し、ファンの方に喜んでほしい」と新王者はリング外でも自覚十分。女優の上戸彩はこのほど結婚したが、「比べたら上戸さんに申し訳ない。私はボクシングをやり切る」。女子ボクシング人気のカギを握る世界王者が誕生した。
◆宮尾 綾香(みやお・あやか)1983年8月29日、長野・千曲市生まれ。29歳。中学から短大までバスケット選手で、20歳の時にボクシングを始める。JBC公認前の07年、敵地タイで世界挑戦も判定負け。08年9月、大橋ジムからプロデビュー。154センチの右ボクサー。独身。
(2012年9月17日06時02分 スポーツ報知)
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