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【グラニュース】


永井「オレもケチャップドバドバ」

2012年9月18日 紙面から

トークライブに登場した名古屋グランパスの永井(右)と中西哲生さん(左)=名古屋市東区のオアシス21で(今泉慶太撮影)

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 名古屋グランパスのFW永井謙佑(23)が17日、自身初となるシーズン2桁得点を最低目標に掲げ“ケチャップドバドバ出し”を宣言した。ロンドン五輪後は4試合ゴールなし。それでもCSKAモスクワの日本代表MF本田圭佑(26)の「ゴールはケチャップ」発言に同調し、「自分も1本入ればトントントンと行くと思う」と自信を見せた。

 瓶の口が詰まったケチャップは、振っているうちにドバッと出る−。ゴールをケチャップに例えた本田の言葉は、今の永井にとってもピッタリの金言だった。大活躍したロンドン五輪後、4戦して不発。15日のC大阪戦でも前半ロスタイムにGKとの1対1を外した。22日の広島戦は出場停止と、はがゆい思いが続くが、この日、本田のケチャップ発言を知ると、「チャンスは増えているし、自分も1本入ればトントントンと行くと思う」と同調した。

 この日は名古屋市東区で行われた「なごやマイスポーツフェスティバル」のトークショーに登場。本紙評論家の中西哲生氏からも「代表に入り、W杯に行ってもらわなければ困る選手」と強烈な檄(げき)を受けた。終了後にはサインを求めるファンが殺到するなど、ちょっとした騒ぎに。「あんまり気にしていなかった」という周囲の変化を感じとった。

 ただ、期待に応えるためにガムシャラにシュートを打ち続けるわけではない。「最近は力み過ぎてると感じる。勝たないと優勝できないっていうプレッシャーのなかで、点を取ってなくて焦ってる」と自己分析。五輪前の「撃てば入る」という精神状態に近づけられれば、ケチャップのふたは取れたも同然だ。

 さらに開幕前は特にゴール数の目標を立てなかった男が、「2桁は当然行かないとまずい」と最低限の目標を設定した。現在8得点で、永井にとって残り8試合とハードルは高くないが、あえて自らに課したことに意味がある。出ないケチャップを振るもどかしさ。その先に、スピードスターのさらなる進化がある。

 (宮崎厚志)

 ◆本田のケチャップ発言 11日のW杯最終予選イラク戦後、チャンスを決めきれないことを問われた本田は「ゴールはケチャップのようなもの。出ないときは出ないが、出るときはドバドバッと出る」と発言。オランダ代表の名FWファンニステルロイの言葉を引用した。その後16日のロシアリーグでは2得点を決め、自身の言葉通り“ケチャップ”を出した。

 

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