2012-04-20
桃から生まれた桃三郎
お婆さんが川から拾ってきた桃から生まれた桃太郎は鬼が島へ鬼退治に行き、たくさんの宝物を
奪って取り戻してきました。
次にお婆さんが川へ行くと、また、川上から大きな桃が流れて来ました。割ると果たして男の子。桃二郎と名づけられたその子は、鬼が山へ鬼退治に。たくさんの宝物をまた手に入れて帰ってきました。そしてまたある日、お婆さんが川へ洗濯に行くと、川上からまたまた大きな桃がどんぶらこ。割ってみたなら男の子。しかし、桃三郎と名づけられたその子はあっという間に大きくなってはみたものの周りの村や里の鬼は殆ど上の兄たちに退治され、特にやることがありません。そして兄たちに似たガサツな性格と不器用さ。まともな仕事もできません。桃三郎はお爺さんの家で完全に無駄飯喰らいです。
「なしておれだけこんなんなんやろう」
そう思った桃三郎は自分探しの旅にでました。
自分が流れてきた川をさかのぼり、7日7晩。気がつくと周りの風景がどことなく怪しくなってきました。噂に聞く神仙の里というところでしょうか。周りからかぐわしい桃の香りがしてきます。
さらに川をさかのぼると幾人もの天女様が生まれたばかりの子どもを抱き、そばには産婆さんがおりました。生まれたばかりの子どもを産湯につけています。
そして天女様は微笑みながらその子どもを、桃の枝からちぎった桃の実の中に入れて川に流して行きます。
「ああ、自分もこのように生まれたのだな」と思った桃三郎。そして自分は神様の子どもでやはり選ばれた子どもだったのだと、そう思いました。そして、神様が下界につかわした子どもだったんだ、きっと僕には、僕にしか出来ない仕事があるのだ。
桃三郎は、そのように思い、そして、その通りなのかどうか、天女様に訊いてみました。
「いいえ、要らない子どもだから捨てているのです」
それを訊いた桃三郎は、どうにも言えない悲しい気持ちになり、家に帰ることも出来ず、どこかにいなくなってしまったということです。
2012-04-03
1900年代周辺を舞台にした作品
ナディアと明日のナージャの時代設定が同じ時代(ナージャが10年くらいあと)だと思うと色々と胸が熱くなるな…。1900くらいのヨーロッパは胸アツです、ちなみにいま一番熱い1900ヨーロッパ物は和月先生のエンバーミング。
1900あたりのヨーロッパはオカルトと科学と、貴族と貧困と、そこらへんが混沌と混ざり合って、なんかもう、本当にたまらんことになってる。余裕があればテッテ的に調べたおしたい。ナージャに足りなかったのはオカルトと科学分だったと思う。ローズマリーが一人でオカルトだった。
というわけで1980〜1910あたりを舞台にした物語を集めてみた。多分他にもあるので、あれば教えて欲しいです。
不思議の海のナディア
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1902ロンドン
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エンバーミング-THE ANOTHER TALE OF FRANKENSTEIN- 1 (ジャンプコミックス)
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舞台は1890年代、ヴィクトリア朝時代のイギリスっていうことで、このあと20年がいかに激動の時代だったかって感じがしますね。
坂の上の雲
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全然別の世界だけど、
天空の城ラピュタもおそらくこの時代前後の話。
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ところで禁酒法って昔の気がするけど
1919年から1933年
なので、なんていうか歴史は前にすすまないな。
1904年が日露戦争か。
1911年12月 - R・アムンゼン(ノルウェー)南極点到達
ということで、世界の隅々まで人の手が届くのも大体このころ。
2012-03-31
3月31日
正しい人たちがたくさんやってきて
弱くて悪い人たちを
よってたかって殴って殺した。
僕はそれを黙って見てた。
弱いことは悪いことで
だから彼らが殺されるのは
当然のことだった。
正しい人たちはたくさんいたので
たくさんいるから正しかった。
だから彼らが殺すのは
本当に正しいことだった。
僕はそれを黙って見てた。
2012-03-30
3月30日
本当に素晴らしいものが
わたしの手に入る事は決してない
なぜならわたしの手には、触ったものが全て腐って落ちる呪いが掛かっているから
いくら望んでもかなわない。
だから、ただじっとここから見ている。
ずっと見ている。