NHK宮城県のニュース　仙台放送局

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瑞巌寺の杉林 来週から伐採

松島町の観光名所、瑞巌寺の参道の杉林が津波などの影響で枯れ始め、来週からおよそ３００本が伐採されることになりました。
日本三景の１つ、松島に面した瑞巌寺は、伊達政宗の菩提寺として知られ、本堂などは国宝に指定されています。
境内には、樹齢１００年から４００年の杉の木およそ１０００本の並木道がありますが、去年の震災による津波や地盤沈下の影響で立ち枯れする木が相次ぎました。
これらの杉の木は、倒れる危険があることから、来週から参道に向かって左側に植えられている木を中心にあわせて２９７本が伐採されることになりました。
伐採される木には、赤い目印が付けられていて、訪れた観光客が、歴史ある景観の名残を惜しんでいます。
横浜から来た女性は「瑞巌寺に来たのは２度目ですが、杉の木が切られることを知り、驚きました。景観も変わってしまい残念ですね」と話していまいた。
観光ガイドを務める池田あさ子さんは「この杉並木には、ガイドを始めてから３５年間、親しんできたので言いようのない寂しさを感じます」と話していました。

09月18日　08時17分

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