広州警察、「愛国」を掲げた扇動行為に警告
広州市公安局政府は16日、「微博(ミニブログ=中国版ツイッター)」で、「人々を煽り立てるような情報を微博で発信し、公共の秩序を乱したとして、警察側は容疑者に警告処分を下した」と明らかにした。広州警察は、「市民は法律にもとづき、愛国の精神を理性的に表現しなければならない。さもないと、公安機関による法律にもとづく調査・処分の対象となる」と明言している。北京の日刊紙・京華時報が伝えた。
広州警察によると、今月16日、同容疑者(29歳女、河北省保定市出身)は微博上に不適切な情報を個人のブログで発信し、広州地下鉄のホームドアを破壊しようと人々を扇動した。広州警察は、この件について直ちに捜査に着手。調査と本人に対する尋問の結果、同容疑者は初犯で、反省の色が十分見られ、自分のブログ書き込みも即刻削除したことから、公安機関は『治安管理処罰法』に基づき警告処分とした。
広州警察は「市民は法律に基づき、愛国精神を理性的に表現するべきだ。暴力、破壊、略奪、焼却などの違法行為やデマの散布、公共秩序のかく乱などは、公安機関が法に基づき処分する」と強調した。(編集KM)
「人民網日本語版」2012年9月17日