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「希望の国」 アジア映画賞に
9月17日 17時13分

「希望の国」 アジア映画賞に
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カナダで開かれていた北米最大の映画祭、トロント国際映画祭で、今から数年後の日本を舞台に原発事故に翻弄される家族を描いた映画、園子温監督の「希望の国」が、最優秀アジア映画賞を受賞しました。

カナダで開かれていた北米最大の映画祭、トロント国際映画祭は、16日、各部門の受賞作が発表されました。
このうち、最も優れたアジア映画に与えられるNETPAC最優秀アジア映画賞には、園子温監督の「希望の国」が選ばれました。
この映画は日本国内の架空の県を舞台に、今から数年後に再び起きてしまった原発事故に翻弄されながらも、それぞれの生き方を模索する家族の姿を描いた作品です。
園監督は、東日本大震災のあと、福島県を中心に被災地をたびたび訪れて、被災者から直接聞いた話を基に、今回の映画を製作したということです。
園監督は「あの時、日本で何が起きたのか、今でも日本で何が起きているのか、世界に見てほしい。この映画がきっかけになればうれしいです」と話しています。
映画「希望の国」は来月20日から劇場公開される予定です。

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