【北京時事】中国の陳徳銘商務相は16日、広東省東莞市で開かれた博覧会で、「加工貿易は外資導入の重要な要素で、経済発展に大きく貢献している」とした上で、「今後も中国が国際分業に参加する重要なモデルだ」と強調した。
中国では賃金上昇や景気減速懸念などを背景に、沿海部などで外国企業が撤退する動きが拡大。直接投資が減り、資本流出懸念もささやかれている。唯一好調だった日本企業の対中投資も、沖縄県・尖閣諸島の国有化を受けた日中関係の急激な悪化で、冷え込む可能性が高まっており、外資歓迎の姿勢を改めてアピールしたものとみられる。
[時事通信社]