竹島問題:安住財務相「韓国国債の購入見直し検討」
毎日新聞 2012年08月24日 10時58分(最終更新 08月24日 12時49分)
安住淳財務相は24日の閣議後の記者会見で、年内にも始める予定だった韓国国債の購入について「様子を見させてもらう」と述べ、見直しを検討する考えを示した。
安住氏は、韓国の李明博大統領の対日批判発言や親書返送に対し「政治は政治、経済は経済と国民が割り切れない状況になった」と不快感を表明。5月に合意した国債の購入について「どういう影響があるか検討して対応したい」と述べ、韓国側の出方によっては凍結することを示唆した。10月に期限を迎える日韓通貨交換協定の拡大措置も「白紙に戻して考える」と語った。
日中韓3国は5月の財務相会合で、経済連携強化のため、お互いに国債購入を進めることで合意していた。日本は中国国債の購入については昨年12月に中国と合意。中国と韓国は既に日本国債を購入している。【清水憲司】