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【社会】

川口床下遺体 親戚の男「殺した」供述

 埼玉県川口市道合の民家で床下収納から無職井上正夫さん(68)の遺体が見つかった事件で、県警が詐欺容疑などで逮捕した親戚の男(45)が「井上さんを殺した」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かった。県警は殺害や死体遺棄に関与したとみて男を調べる。

 捜査関係者によると、男は川口市在住の内装工で、井上さんの妻(56)方の親族。井上さんの行方が分からなくなった八日、銀行窓口で井上さんの通帳と印鑑を使い、現金数十万円を引き出したとして、十九日に詐欺などの疑いで逮捕された。

 男は八日に井上さんの自宅を訪れ、借金を申し込んだが、断られたと話しているという。井上さん方からは男のものとみられるDNAが検出された。

 県警によると井上さんの遺体は十六日、同居する娘(28)が自宅台所の床下収納で発見。死因はひもで首を絞められたことによる窒息死で、死亡推定日時は八〜十日だった。

 

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