(cache) 川口床下遺体、親族の男を死体遺棄容疑で再逮捕へ

2012年8月30日(木)

川口床下遺体、親族の男を死体遺棄容疑で再逮捕へ

　川口市道合の住宅で、世帯主の無職井上正夫さん＝当時（６８）＝が台所床下から遺体で見つかった殺人、死体遺棄事件で、武南署捜査本部は３０日にも、詐欺容疑で逮捕した市内に住む井上さんの親族で内装工の男（４５）を、死体遺棄容疑で再逮捕する方針を固めたことが２９日、捜査関係者への取材で分かった。

　男は井上さんが行方不明になった今月８日ごろ、井上さんの預金通帳を持ち出し、口座から現金を引き出したとして、詐欺容疑で１９日に逮捕されていた。井上さんの遺体を、台所の床下収納に遺棄した疑いが強まったという。

　県警の取り調べで男は井上さんの遺体を遺棄したことをおおむね認め、殺害したこともほのめかす供述をしているという。

　井上さんは８日朝、同居する会社員の次女（２８）が出勤するのを自宅で見送ったのを最後に所在が分からなくなり、１０日に次女が同署に届け出た。

　井上さんが使っていた黒色ワゴン車は、１５日に川口市内の病院駐車場で見つかり、１６日に次女が台所床下で井上さんの遺体を発見した。