埼玉県川口市道合の無職井上正夫さん(当時68)の絞殺体が自宅の床下から見つかった事件で、県警は10日、井上さんの親類の内装工渡辺一彦容疑者(45)=同市東内野=を強盗殺人の疑いで再逮捕し、発表した。容疑を認めているという。
捜査1課によると、渡辺容疑者は8月8日午前、井上さん方で、井上さんの頭を鈍器で数回殴ったうえ、ひも状のもので首を絞めて殺害し、井上さん名義の預金通帳や印鑑、財布などを奪った疑いがある。
渡辺容疑者は殺害後に遺体を1階台所の床下に隠し、金融機関で預金通帳などを使って現金約40万円を引き出したという。渡辺容疑者には借金があり、県警は金銭トラブルで殺害したとみている。