夢想と現実の乖離 

統一教会考(23)

 文鮮明氏の葬儀の同時中継を見ての感想と、今後の統一教会のことを書こうと思っていたが、予定を変更して、急遽、交わることのない3つ出来事を紹介しておく。

「ストーカー事件の真相」に書かなければならない宇佐美さんの上告趣意書のことや「夫殺しの背景」のことがどんどん遠のいていく。とても不愉快だが・・・。

現実-アメリカ統一教会幹部の信仰的犯罪-



「パルセロのブログ」(9月17日付)を全文引用する。

「仁進ニムの件を話したら、お前の秘密を暴露する」  

 韓国では台風が迫る中で様々が事が起きているでしょう。

 統一教会の皆様は、文仁進(元)米国会長の件が、単純に私生児や不倫といった問題と思うかもしれません。私にはそうは思えないことを再度、書きます。

 トマス・クロムムエルという教会員が、米国で文仁進(元)米国会長に対して公開書信を出しました。米国教会の職員であった息子のトサ・クロムムエルが、解雇された件に関する抗議文ですが、そこには単純にプライバシーとか蕩減で片付けられない内容があります。
 
 トサという人は、文先生の通訳をしていた人で、とても信仰的な人であった、と見受けられます。
 トマス・クロムムエル氏の手紙を一部翻訳します。 やこなれない訳だが、原文のママである。

「2012年9月13日

親愛なる文仁進さん

 9月11日、米国が11年前の襲撃のショックを回想する日に、私の息子のトサは、統一教会から解雇されました。数日前まで、あなたが統一教会を指導していて、そこのスタッフはまだあなたに忠誠を持つ人達です。トサの解雇には、あなたやあなたのスタッフに関する情報を漏らせば法的行為を起こすとの脅しがくっついて来ました。そして、脅しのメールもやってきました。統一教会のスタッフ達は、教会を幹部の間違いに関して彼が知っている事を語らずに去らなければ、秘密に打ち明けた「個人的なこと」をばらすと脅し、それが表ざたになれば恥ずかしい事になる、と脅しました。

 トサは数ヶ月にわたって、あなたの状況に関して悩み葛藤してきました。彼は中心者に信仰を抱くように訓練され、腐敗した統一教会の背後に神の御旨を見出すように訓練されてきました。私はあなたがトサを献身的スタッフだと賞賛しているテープを聴きました。しかし、それはあなたの行動がトサにとって、あまりにも異常であり、あなたに直接、あなたの不道徳の行為に同意できない、との意見を言う前でした。彼は解雇される前、一ヶ月家に帰されました。それはあなたのスタッフが、トサと共にあなたに立ち向かうより、結束して真実を語る事を妨害したからです。」

信仰的告白を脅しに使う事など、まともな信仰者なら誰が出来るでしょうか?私にはとても、プライバシーとか蕩減という事で終わらせる事ができません。私生児や不倫といった内容は氷山の一角だ、と思います。



 パルセロさん、事後報告となりますが、全文引用させていただきました。深く感謝しております。

 トサさんのことは、前回の記事で紹介した、韓国掲示板の投稿文とリンクするものである。(原文ママ)

Whole Foods Marketで、仁進様とベン氏が仲むつまじくショッピングされている姿をある2世が偶然見つけ、そしてとてもショックを受けました。なぜなら仁進様が握ったベン氏の手をご自身の股間の辺 りに持って行き、自ら堂々と触らせていたからです。
 それが2世同士の間でTwitter等で話題になり、Lovin’Lifeで通訳をしている一人の2世の耳に入りました。何も知らないう彼は、そんな噂は仁進様の名誉に関わる問題であり、下手に広まる前に一 刻も早く知らせて対処しなくてはと、全て聞いたありのままを上司に報告しました。

 すると、上司はその噂を流した張本人は、報告し た彼自身だろう、と逆に彼に罪を着せ始めました。そして彼に、ありもしない噂を流したという罪を認めてMinistryに対して贖罪するように激しくなじり、追及し始めました。
 彼は困惑して驚き、自分は何もし ていない、言いがかりです、と主張すると、今度は上司たちは彼に、君は精神的に問題がある、病院から診断書をもらってくるよう に、と病院に無理やり行くように求めました。
 精神に問題がある人間がありもしない幻覚を見たのだという作り話を正当化するため です。そしてその狂った上司の背後には、いつも珍成氏がいて、指示を含めてこと細かくコントロールしているという事実を忘れてはなりません。

 その2世の彼は、ほんとに運が悪かったのか偶然とは言え、まったく別の容疑で警察に忠告を受ける 身となりました。そしてすぐさま、やはり彼は精神的におかしかったのだ、というレッテルを貼られて広められ、事実は闇に葬られて しまいました。


 この投稿文にある「2世の彼」とはトサ・クロムムエルさんのことだと思うが、もし別の人も幹部から脅迫をうけていた2世がいたとしたら、事態はよりいっそう深刻である。

 ところで、パルセロさんは「信仰的告白を脅しに使う事など、まともな信仰者なら誰が出来るでしょうか?」といった感想を述べているが、とても甘いと思う。

 カトリックの神父が信徒の懺悔を脅しに使っていた事実が発覚すれば、欧米の新聞は間違いなく社会面で大きく取り上げるだろう。それほど酷い事件なのである。
 統一教会員は内部のゴシップと流さず、信仰告白の重大性を自覚すべきである。
 もしそれができないようであれば、信仰者でなく、たんなる宗教組織に盲目的に依存する依存症を患った人たちということになる。非教会員に言われて、恥ずかしくないのか。

 トマスさんの手紙と韓国掲示板の投稿文によって、仁進氏の不倫と不倫出産の事実を知っていたアメリカの幹部(中堅でなく、最高幹部)がいることがはっきりした。
 前回の記事のコメント欄で書いたが、裏切り者は仁進氏だけでなかったのだ。

 この幹部は誰なのか、どうして隠蔽したのか。
 在米の日本人食口は追及すべきだろう。
 もし、物言えば唇寒し、教会で居場所がなくなってしまうと考え、「ご家庭に関することは触れないで置こう」というさもしく、情けない教会員がいたら、ザ・エンドだ。
 
 拉致監禁諸派が、拉致監禁の事実に口をぬぐって、統一教会はけしからん、米本はひどい奴だと言っているのと変わらない。その構図と同じであることに気づくべきなのだ。
【参考記事】

夢想-完成した!だとぉ?


 今回の葬儀(聖和式)で、世界会長の文亨進氏が聖和辞を述べたという。
 その中に、
「私たちに『全てを成した、完成した!』という意味の摂理的な数、”2012.9.3.01:54"を残され・・・」
 との一節があったそうだ。
 その数の意味について、当日会場で配布された冊子、『真のお父様の聖和日時に関する神学的意味』の中で詳細に論じられているそうである。

① 陽暦の年月日(2012年9月3日)

月と日を足すと、9+3=12。
12数は四位基台の各位置が3段階の成長期間を完成した数です。

さらに、年の12とかけると、12X12=144。
これは最初の信徒を探し立てなければならない再臨主の責任完成数です。

② 天暦の年月日(3年7月17日)

月と日を足すと、7+17=24となり、12の2倍となります。
年と月をかけると、3×7=21となります。

7数は創造の全過程を意味するので、21数は3段階の成長過程を経て四位基台を完成する時に必要な数です。

③ 聖和の時間と分(午前1時54分)

3つの数を足すと、1+5+4=10となります。
10数は9段階の成長期間を経て間接主管圏を越え、10番目の段階である直接主管圏に入り神様と一つになる数です。

このような3つの観点を総合すると、聖和の数字は真のお父様が神様と一つになられて四位基台をなされ、完成圏である直接主管圏に入るのに必要な数を満たされたことを宣布されたという事実を知ることができます。

④ 基元節まで残った日数(172日)

172=160+12と考えると、12数は上で見た通り、お父様が神様と一つになったことを象徴します。

160数は、四位基台が10段階を経る40数を四位基台の各位が復帰する蕩減期間として、堕落人間が成すべき復帰路程を意味します。
したがって、真の父母様は蕩減路程を通じて基元節の約束を果たすために、その子女たちを導いてくださるでしょう。



 統一教会諸君には悪いのだけど、頭がクラクラしてしまった。
 統一教会が重視する基数についてはバカにしない。
 でも、上から順にやっていくが、
①9+3=12。9-3=6ではどうしていけないのか、その神学的理由を述べよ。
②7+17=24。7×17=119ではなどうしていけないのか、その神学的理由を述べよ。

 これ以上やっても、バカバカしいので、オーしまい。
 神学的理由を述べることができるという人が現れたら、続きをやる。

 とにもかくにも、失礼ながら、文亨進氏と近所のガキとが二重写しになって見えたことだけは確かである。
 その子は灘、開成、麻布といった超難関校を受験しようとしていた。
 数字が目の前にあるたびに、四則計算をしていた。
 たとえば、電車の切符に「9:3、21:34 65287」(9月3日の21時34分に発行された65287番)という数字があれば、何とかして末尾がゼロになるように、四則計算をしようとする。
 一度、勝負したのだが、そのガキのスピードには到底追いつけなかった。
 ちょっと心配になって、「数字もいいけど、深呼吸でもして、周りの景色で眺めたら」とたしなめたのだが、すぐにブツブツつぶやきながら、四則の世界(まあ、信仰の世界)に入っていく。
 こいつ、ちょっと大丈夫なのかと心配したが、その後、東大に合格し、彼女もでき、四則の世界をまるで忘れたか如く、楽しくやっている。

 文亨進氏への揶揄はここらへんで終って、真面目な批判。

 いまにも噴火しそうなぐらいにマグマの圧力が高まっているかのように、教会の矛盾は矛盾だらけになっているというのに、「完成した」とは?
 2万1000回だったかの礼拝をやって(オウムの「5体投地」を思い出しましたとさ)、解離状態に入っているのではないかと正直疑っている。(解離については拙著『洗脳の楽園』を参照のこと)

もう一つの現実-ネット中継中止の怪-

 昨夕(7月16日の夕方)、日本の教会員に次のようなメールが教会から送信された。
(引用はじめ)
「全世界食口新しい出発大会 (仮称)」

日時:陽暦9/17(月)
午前9時20分までに集合

インターネット中継は9時30分からはじまります。

服装:男性は、黒か紺の正装&白ネクタイ
   女性は、白かベージュの正装

お父様と一体となられた真のお母様を中心として新しい出発です。
真の御母様の心情をしっかり相続し完全に一つとなってのぞみましょう。
全食口・歴史的な出発の場ですので、全食口もれなく参加お待ちしています。



 さあ、心を奮い立たせて、ナフタリンの臭い漂う礼服を叩きながら、と思っていたところに、またメールだ。

御聖恩感謝申し上げます。

本日朝、本部より「昨日案内いたしました「全世界食口新しい出発大会」のインターネット中継が韓国側で中継しないことに決定しました」との連絡がありました。

急なお知らせで申し訳ありませんがよろしくお願い申し上げます。


 世界の食口がフェイントをかけられたように、畳の上にゴテンとなったのは容易に想像がつく-というもんだ。

 一体、何があったのか。

 文3男氏を排除した葬儀(聖和式)はうまくいった。
 これからは、「真のお母様」(韓鶴子氏)を中心にやっていくというムードも醸し出されていた。
 すべてはうまく行っていたはずだ。

 ここで、ややおチャラケのアジュマさんの投稿文「過激ッ(赤面)」がにわかに信憑性を帯びてくる。
 昨日の最高指導部による夜の会合のことである。

 ここで一体、何が話されたのか。
 当然のことながら、明日の出発式に向けての最終打ち合わせ、最終的な最高幹部たちの意志統一であったであろう。
 この会合はシャンシャンでは終らなかった。それゆえ、同時ネット中継ができなかったのだ。

 この間の事情を見ていると、理由はただ一つ。
 やはり、仁進氏の不倫のこと、そしてアメリカ統一教会のことだろう。
 以下、当たるも八卦で、推測しておく。

その1・原理的に説明することは可能だった。たとえば、文ヒョンジンの裏切りによってとか・・。しかし、どうしても世俗的な(事実的な)説明が必要である。

 ここで注目すべきは、韓国ネットに投稿された、夫の珍成氏のことである。
 彼はドラッグ中毒で、リハビリ療養中である。
 夫婦関係は事実上、破綻していた。

 サタンが入ったという幼稚なレベルでは説明できないから、仁進氏の不倫を夫の珍成氏にかなりの部分、責任を負わせようとしたのではないか。
 しかし、珍成氏の父親は36家庭の朴ポヒ氏、韓国文化財団の会長である。実際、文鮮明氏の右腕だった実力者。仁進氏の不倫を息子だけの責任にするような説明が公表されるのは、たまったもんではない。

 こうしたことが背景にあって、仁進氏の5人の子どもの遺伝子検査をしようという動きがあったのではないか。

その2・仁進氏の後任会長のことが話題になったはずだ。
 仄聞情報では、文クッチン氏が名前にあがっていた。
 文氏の4男。申し分ないのだが、彼には少々難がある。

 これまた最高幹部の娘と離婚した前科がある。娘の父親たちは彼に不満がある。
 また「デキ婚」の噂がある。約婚式で出来た子どもだと言っても、完全に不信感をぬぐうことができていない。
 さらに、ロシア人の女性食口との噂話も浮上してきている。

 仁進氏のあとに、またクッチン氏のスキャンダルとなれば、統一教会は壊滅的な打撃を受ける。
 このようなわけで、16日の夜の会合の意見対立は、17日の出発式にも影響を及ぼしかねなかった。

 そこで、ネットでの中継を中止をせざるを得なかった。
 あたるも八卦。こんなことを思いましたとさ。

 日米の教会員は戸惑っている。
「中止の理由は、韓国から指導者が戻って、説明をしてもらわなければわかりません」

 私の読み。中止の理由はおそらく指導者から説明がないだろう。
 口が裂けても、ドロドロを説明することはできまい。
 おそらく、中止の理由は「ネットシステムに不具合があった」というもので、「大会は盛大に、滞りなく、行われた」と説明するはず。そして、出発大会の模様は、編集したビデオ録画で流されるはずだ。

 と思っていたら、さっそく、日本・統一公式サイトに「出発大会」の模様が流されていた。ネット中継中止の説明もなく。「基元節勝利」のための特別集会を開催だ。

 歴史の偽造である。



何百枚も撮ったであうう写真の中で、これを選んだことの意味を考えて見るべきだ。誰が映っているのか、どういう構図なのか。

最後に述べておきたい。
夢想と現実との乖離のことである。
現実と夢想が乖離していけば、夢想集団は狂気と化していく。
まさか私たちみたい平和を愛する団体が?と疑問に思う教会員が圧倒的だと思うが、オウムの真面目な青年もそう思っていたのですよ!
 聖戦を唱えるイスラム原理主義、イスラムを攻撃するヒンズー教・・・。

ふーっ、疲れた。途中で、すべての原稿が消え、もうやめようかと思ったけど、是非伝えなければという思いで、老母の介護をしながら、書きましたとさ。
 この記事に賛同しようがしまいが、熱心に書いたなと思ったら、ブログ村の「統一教会」をクリックしてくださいな。ただし、1日に1回だけ。それ以上やっても意味がないようです。
 古いなあと思われるかもしれないけど、水前寺清子の歌詞の題名をもじれば、「1日1歩(ワンクリック)で」。
 老母の介護はそれほどいやじゃあないけど、ブログに関しては密かな隠微な楽しみがあるのです。
 それは「バルセロナのブログ」(現在一位、現体制批判派)、「教育部長の講義日記」(2位、体制派)を追い抜くことです。
 遊びなのだけど、是非、ご協力を。
 妙齢のご婦人とのお付き合いも我慢して、せっせとブログ更新。賛同してね。


コメント

信頼の回復

もうかなり難しいかもしれませんが、教会は何か問題があったら、速やかに事実を公開して、納得の行く説明をするべきだと思います。外部から指摘されて隠し切れなくなってから仕方なく認めるようでは益々信頼をなくしてしまいます。純粋に信じて頑張っている信者の心の傷を考えることは出来ないものかと思います。もし他にもいろいろとも問題があるなら、外部から暴露される前に、本部のほうからきちんと説明がなされれば信頼を回復できる道があるのではないでしょうか。

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