尖閣:「対抗措置必要」9割 中国紙が世論調査
毎日新聞 2012年09月17日 22時32分
一方、中国中央テレビは16日、中国海軍の東海艦隊が東シナ海で大規模な演習を実施したと報じた。具体的な時期や訓練海域には触れていないが、数十隻の艦船と航空機、潜水艦などが参加し、40発以上のミサイルを発射するなど約100項目の訓練を行った。
日本の尖閣国有化を受け、中央テレビは軍の上陸訓練など演習内容を繰り返し伝えている。日本をけん制する狙いは明らかだが、こうした状況も尖閣問題が戦争に発展するとの見方が中国で広がる一因になっているとみられる。
中国メディアによると、南部の浙江省温州市では「釣魚島問題で開戦する」とのうわさが広がり、一部の地域で市民が塩の買いだめをしようとする騒ぎがあった。市当局は、塩の在庫は2カ月分あり、価格も変わっていないとして「やみくもに買いだめに走る必要はない」と説明している。