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“はやぶさ2”体制強化し開発加速へ9月17日 16時15分
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日本の小惑星探査機「はやぶさ」の後継機について、JAXA=宇宙航空研究開発機構は、2年後の2014年中に打ち上げなければ目的地の小惑星への到達が難しくなるとして、プロジェクトチームの体制を強化し機体の開発を加速させることになりました。
おととし、世界で初めて小惑星「イトカワ」の微粒子を地球に持ち帰った「はやぶさ」の後継機「はやぶさ2」は、イトカワとは別の小惑星から水や有機物を含む石を地球に持ち帰り、生命の起源に迫る計画です。
しかし、目的地の小惑星へは、2年後の2014年中に探査機を打ち上げないと到達することが難しくなることから、JAXAは開発を加速するため、今月、プロジェクトチームの体制を強化しました。
チームを統括するプロジェクトマネージャには新たに、「はやぶさ」のイオンエンジンの開発を担当した國中均教授が就任し、年内にも本格的な試験を行うなどして2014年12月の打ち上げを目指すことにしています。
「はやぶさ2」を巡っては、来年度予算案の概算要求で114億円の開発費が計上されていますが、宇宙関連予算の優先順位付けが進められるなかで、計上どおり認められるかどうかが焦点となっています。
新たに就任した國中プロジェクトマネージャは、「小惑星探査で、日本が世界をリードしていくため、2年後の打ち上げをなんとしても実現させたい」と話しています。
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