震災がれき:北九州市が焼却開始 西日本で初
毎日新聞 2012年09月17日 21時04分(最終更新 09月17日 21時17分)
北九州市は17日、宮城県石巻市の震災がれきの焼却を始めた。がれきの広域処理を西日本で実施するのは初めて。北九州市は14年3月までに最大6万2500トンを処理する計画だ。
市は3月12日の市議会のがれき受け入れ決議を受けて検討。5月の試験焼却などを経て、北橋健治市長が6月市議会で受け入れを表明した。放射性物質を含むがれきの放射能濃度について、市は1キロ当たり100ベクレル以下と独自基準を設けて、国の基準(1キロ当たり8000ベクレル以下)より厳しくした。
今後、同市内の3工場で1日計110トンを焼却し、焼却灰などは同市若松区の処分場に埋め立て処分する。【宍戸護、内田久光】