いよいよ本番。馬20頭は、トレーラー2台で4時間かかるのでAM6:00に出発、撮影隊はAM7:30に出発、現地にAM10:00に集合。
総勢40名、馬20頭がLOSより300Km離れた乾いた砂漠に集合、馬具装着、衣装メイク完成後撮影に入る。日本にはない装備のカメラカーにカメラ2台をセット、走る戦車を追う。又地上にカメラ2台を上下に据え 戦車が正面から向かってきてカメラ前で左右に別れるカットを撮影、約1mの距離をものすごいスピードで駆けてくる馬が走り抜けると、足が震えているのが分かる。何カットか撮ると馬が暑さでバテてしまい、すぐチェンジ。
撮影隊もあまりの暑さにグッタリ、アイスボックス4個にいっぱいにしてきた氷も午前中で無くなる。
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午後4時頃に、やはり戦車の横走りを撮っていると、突然馬が暴走約1Km近く走り、2頭の馬に乗ったカウボーイ2人に止められ、ようやくおさまる。
馬を替えて又撮影を始める。すると今度はスタントマンがダウン、馬の力が強い為手綱を引く両手が擦り切れ、手の中がすごい血だらけで 馬から降りたその両腕がブルブルと震えていました。ローハイドを6年もやっていたスタントマンでさえバテてしまった。この撮影がいかに大変なものかがわかる。
が、撮影は続行しなければならない。 |
▲ハリウッドの映画に出てくる馬はほとんどがメイヤー牧場の馬です。メイヤー牧場の所有馬は約200頭!すごいです。
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午後4時頃に、やはり戦車の横走りを撮っていると、突然馬が暴走約1Km近く走り、2頭の馬に乗ったカウボーイ2人に止められ、ようやくおさまる。
馬を替えて又撮影を始める。すると今度はスタントマンがダウン、馬の力が強い為手綱を引く両手が擦り切れ、手の中がすごい血だらけで 馬から降りたその両腕がブルブルと震えていました。ローハイドを6年もやっていたスタントマンでさえバテてしまった。この撮影がいかに大変なものかがわかる。
が、撮影は続行しなければならない。 |
▲この移動車は車の後ろにクレーンがついており前と後ろに2台のカメラが備え付けられる、ものすごい車。日本には一台もありません。
▲この車をみてください。ひとつのロケーションでなんと12台!映画の撮影と同じです。
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▲この時、戦車とカメラカー接触し、あわや大惨事!
スタントマンの腕を信用していなければ怖くて出来ない撮影です。
(1mの至近距離を馬が通り抜ける) |
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▲左手にカチンコを持っている人はそれだけの役目、運転する人はこの車を運転するだけ
アメリカでは分業が進んでいて、1人で何もかもやってはいけないのです。 |
カメラマン以下スタッフ10名アメリカ人、馬関係、モデル、スタントマンを入れると、約30名のアメリカ人との仕事です。 日本語は通じない世界です。