JR新大阪駅(大阪市淀川区)の北口の利用が22日午前5時45分から始まった。駅で分断されていた南北の通り抜けが可能になり、多くのビジネスマンや旅行客らが行き交った。深夜1時まで通行できる。
北口は駅北側に阪急電鉄が建設した新大阪阪急ビル3階に接続し、駅北側の新御堂筋歩道デッキにつながる。ビルの2、3階には同日、飲食店など8店舗がオープンした。3〜11階にはオフィスが入り、12階以上は296室のホテル(9月21日営業開始)が入る。1階では11月からバスターミナルが営業を開始する。
大阪市営地下鉄御堂筋線やJR在来線へのアクセスが向上した。JR新大阪駅北側にある専門学校に通う女性(26)は「駅で降りてから学校までぐるっと遠回りしていたので、とても便利。ランチのバリエーションが広がるのも楽しみです」と話した。(西山貴章)