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チェコ 密造酒を飲み19人が死亡
9月16日 9時9分

チェコ 密造酒を飲み19人が死亡
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ヨーロッパのチェコでは、今月に入り、ウオツカなどの密造酒を飲んだ19人が死亡し、事態を重く見たチェコ政府はアルコール度数の高い酒類の販売を禁止する異例の措置をとっています。

チェコでは、今月上旬から、工業用のメチルアルコールが混ぜられたウオツカやラム酒の密造酒を飲んだ市民が次々と異常を訴え、地元メディアなどによりますと、これまでに19人が死亡し、20人以上が病院で手当てを受けているということです。
地元の警察は、チェコ東部の町・ズリンで密造酒を製造していたとみられる工場を捜索するなど捜査を進めています。
しかし、すでに大量の密造酒が市場に出回っているおそれがあるため、事態を重く見たチェコ政府は、14日からアルコール度数が20%を超えるウオツカなどの酒類の販売を禁止する異例の措置に乗り出しました。
国内の小売店やバーなど酒類を取り扱うすべての業者が対象となり、違反した場合、日本円にして最大で1200万円余りの罰金が科せられるということです。
チェコは世界有数のアルコール消費国で、ウオツカなどの人気も高く、首都プラハでバーを経営する男性は「政府が事態を収拾できないために、われわれがこんな措置を受けなければならないなんて、ばかげている」と話すなど、酒類を取り扱う業者からは反発の声が上がっています。

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