最高の映画だと思いました。
「人生、ここにあり!」公HPhttp://jinsei-koko.com/
適切な配慮があれば立派に働ける精神病の人たち。私はそう思っていますよ。現に、「バザリア法」により精神病棟が廃止されたイタリアでは、そうなっている。震災後の日本でも、被災地の精神科病院が流されてしまったために患者さんたちはグループホームに住みながら作業所に通うことになり、それが軌道に乗っているという報告を最近見ました。
バザリア法http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%B6%E3%83%AA%E3%82%A2%E6%B3%95
この映画にもいましたよ「家事をする引きこもり」でなければならいない。と主張する医者が。それを支持する親御さんが。
性の問題や暴力の問題。しっかり取り上げられていました。生きるってことは、そういうことも引き受けることですからね。本来人生の当事者たる本人が背負うべき責任を「専門家」なる存在が担ってしまうので、「管理」とか「隔離」とか「服従」とかいう問題が生じるのです。
この映画でも描かれているように、団結して、努力して、知恵を出し合って、喜びや悲しみを分かち合って、生きることができれば、人生は素晴らしいのではないのでしょうか。