何となく思いついたこと、目についたことをツラツラと…。
プロフィール
高木圭介
昭和44(1969)年6月4日、神奈川県川崎市生まれ。神奈川大学レスリング部を卒業後、1993年に東スポ入社。プロレス&格闘技、社会、レジャーなどを担当後、現在は特集部所属。 2006年10月、本紙携帯サイト「東スポ芸能」のスタートと同時に当コラムはスタート。2009年10月から晴れて、紙面でも連載開始。世の中の重箱の隅を愛する〝長期連載〟。
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372:♪ロンドンロンドンロンドン!
2012年09月14日

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      <2012年6月=東スポ携帯サイトより>

 きっかけはアニマル浜口の叫び声だった。

 4年前の北京五輪、女子レスリング競技でのこと。浜口京子が銅メダルを獲得した後、観客席から大絶叫で応援していた父・アニマルは「ロンドン!ロンドン!」と、早くも4年後のオリンピック開催地を大声で連呼していたのだった。

 アニマルパパの絶叫した「ロンドン!」には、特にリズムはなかったと記憶している。ただ本能のままに絶叫しているように見えた。

 その時、私は予測した。「2012年はまだまだ遠い先だけど、その頃にはロンドンを題材とした応援歌や替え歌なんかも盛んに歌われているんだろうなぁ…」と。

 ロンドン五輪開幕まで、あと1か月とちょい。各テレビ局による「ロンドン五輪中継テーマ曲」みたいなモノはちらほらと耳にするが、かつての「めざせモスクワ」みたいに、ロンドン五輪その物を高らかに歌い上げる楽曲は、予想に反してまだ耳にしない。

 ロンドン発の音楽は数あれど、ロンドンを題材にした歌はあまり知らない。暗い曲調の「ロンドンデリーの歌」は応援ソングとはかけ離れているし、「♪ロンドン橋落ちた~」っていうのも、なんだか縁起が悪い…。

 いろいろと脳内ジュークボックスを稼動させているうちに、英国の人たちは知らないだろうが、日本国内の30代中盤以降の人たち限定で、やたらと知名度があり、かつ元気にもなれるロンドンソングを思い出した。

 それは昭和50年代に深夜番組(関東圏以外ではどうだったのかな?)などで、やたらと目にしていた「キャバレー・ロンドン」のCMソングだ。

 英国の近衛兵の格好をした、妙齢のお姉様たちが、ラインダンスを踊りつつ「♪ロンドンロンドンロンドン 楽しいロンドン 愉快なロンドン ロンドンロンドン ロンドンロンドンロンド~ン~」と歌った後、アップになったお姉様が「楽しさバツグン!」と画面に向かってウインク(少年時代、あのウインクには楽しさバツグンどころか、少々の恐怖感みたいなモノすら覚えた…)。最後は男性ナレーションで「皆様のレジャーに御奉仕するロンドングループ」と締める、あのCMだ。

 夜中にコソコソと「11PM」 (日本テレビ)を見ていたり、テレビ東京の深夜再放送枠で「アンタッチャブル」「逃亡者」といった古い米国産ドラマを見ていると、大抵は中古レコードの「ハンター」や、コンタクトレンズのCMとセットになって流れていた記憶がある。

 あの時代の日本男児たるもの、誰しもラインダンスをしながら「♪ロンドンロンドンロンドン~」と真似した経験はあるだろう。

 かつては新日本プロレスでも練習に取り入れていたそうだが、ある程度体重が乗った男性にとって、ラインダンス運動は楽しそうな見た目とは大違いで、かなりハードな準備運動となる。私が高校や大学時代に所属していたレスリング部では、このラインダンスその物が「地獄のロンドン」と呼ばれていたものだ。

 時代が平成に移った頃からあまり目にしなくなったロンドンのCMだが、これからロンドン五輪本番に向けて、あの一時代を築いたCMソングが復権しそうな気が。知らない人はYouTubeでも見て、覚えてみよう。

 1回でも耳にすると、確実に脳裏にこびりつき、つい口ずさんでしまう、昭和の隠れ名曲ですぞ。



ネタになる!!
えー!?異議あり!!





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