【全国ヘルシーMAP】新潟県:へぎそば
新潟県といえば、全国でもトップクラスの米どころだ。そのため、米を主原料とする日本酒の有力生産地としても知られている。そんな新潟県が、実は“そばどころ”としても有名なことをご存じだろうか? 海藻の布海苔(ふのり)を乾燥させ、つなぎとして使う「へぎそば」がそれだ。
ちなみに、「へぎ」とは木の器のこと。これに盛って供されることから「へぎそば」と呼ばれるようになった。
その歴史は古く、江戸時代後期に誕生。県南部の魚沼地方が発祥の地といわれている。もともと織物用だった布海苔の粉を、誤ってそば粉に落としてしまったことが「へぎそば」誕生のきっかけとして伝えられる(他にも諸説ある)。
注目すべきは、その栄養価だろう。そばの栄養価は高く、各種ビタミンやミネラルが豊富に含まれているが、最大の特徴はルチンだ。ルチンはポリフェノールの一種で、抗酸化作用が高く血行も促進する。少し前に健康オタクの間で「血液サラサラ」がはやったが、ルチンはその主成分としても知られていた。
その半面、“弱点”もあった。通常、つなぎには小麦粉を使用するが、そば粉に不足しがちな栄養素は小麦粉でも補えない。骨を生成する際に必要なビタミンKや、たんぱく質などだ。一方、布海苔にはビタミンKとたんぱく質が豊富に含まれているため、栄養面での相性も抜群なのだ。
「食感も、つなぎを使わないそば粉100%の十割そばに比べると、特有の固さがなく、しなやかさが際立っています。布海苔のしなやかさが生かされているのです」(新潟・魚沼市商工会)
栄養面でも味でも優れもののへぎそばは、地元の各店舗がネット販売しており、全国各地で入手可能だ。興味のある人は取り寄せ、試食してみるといいだろう。
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