【藤本順一、上杉隆の言いたい放談】2012年9月15日掲載紙面から
民主党の代表選(21日投開票)、自民党の総裁選(26日投開票)がそれぞれ告示され、代表選は野田佳彦首相(55)、鹿野道彦前農水相(70)、赤松広隆元農水相(64)、原口一博元総務相(53)の4人、総裁選は安倍晋三元首相(57)、石破茂前政調会長(55)、町村信孝元官房長官(67)、石原伸晃幹事長(55)、林芳正元防衛相(51)の5人による熱戦の幕が切って落とされた。本紙「永田町ワイドショー」藤本順一氏、元ジャーナリストで自由報道協会代表の上杉隆氏が挙げる“推しメン”は――。
藤本:ダブル党首選でメディアの扱いは自民党の圧勝。民主党は政権与党だというのに情けないね。
上杉:あきれたのは12日に行われた日本記者クラブでの公開討論会ですよ。ネットメディアやフリーランスはまた入れずじまい。全員が出揃っての討論会はこれ1回きりですから民主党の“開かれた政党”との宣言はどこへ行ったのやら。私は抗議の意味も込め、96年の旧民主党結党以来、欠かさなかった党大会当日の取材を“拒否”することにしました。
藤本:1強4弱とも言われている中、原口氏が討論会で野田首相との対立軸を明確に打ち出し一人気を吐いていたのがせめてもの救いかな。
上杉:情報公開、記者会見のオープン化という点では、原口氏はブレていない。民主党の原点回帰と脱原発を明確に打ち出していて、実はサポーター票が見込める。1回目の投票で野田首相が過半数に届かず、決選投票にもつれ込めば、2、3、4位連合で大どんでん返しがあるかも。
藤本:まさかの原口首相の誕生ですね(笑い)。一方の自民党総裁選はどう見ますか? 谷垣路線継承の石原、町村両氏に対し、石破、安倍両氏は選挙後の政界再編にも言及しています。林氏は石原氏支持の長老陣のカムフラージュですから論外として、1回目の投票はトップが石原氏で、町村氏、石破氏、安倍氏と続くとみています。願望を込めて言えば、決選投票で町村氏の逆転Vもありかなと。
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