伊賀塾:市新規事業、医師確保へ 理想と経験、若者を刺激 /三重

毎日新聞 2012年09月17日 地方版

 医療の最前線を「医師の卵」らに伝える「第1回伊賀塾」が16日、伊賀市上野丸之内の史跡「旧崇廣堂」で始まった。地域医療の再生を目指す同市の新規事業。医療を志す若者に専門家が理想や経験を語ることで、上野総合市民病院の医師と看護師確保につなげたいとしている。全国から、当初予定の100人を超える175人が集まった。現職の医師や看護師も参加した。

 市は、塾開設にあたり、明治維新にかかわる人材を輩出した松下村塾をモデルにした。若者を刺激する講師陣は7人。塾長は小柳仁・東京女子医大名誉教授(心臓血管外科)が務める。第1回は17日までの日程で、2日目は市民病院の三木誓雄院長や、医療関係の著作が多いノンフィクション作家・後藤正治さんらが講演する。

 この日、小柳塾長は、多くの先輩医師について経験を積んだ半生を振り返り「医師として『想定外』という言葉を使ってはいけない。あらゆる非常事態に備えるのがプロの役目だ」と強調。不可能と思えるものに立ち向かう勇気や、自分の研さんが足りないために失う命があってはならないとの使命感が大事と呼び掛けた。

 伊賀塾は今後3年間、年2回の開催を予定している。【伝田賢史】

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