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北陸新幹線の福井県敦賀開業時に導入が検討されているフリーゲージトレインについて、JR西日本は14日、既に40年以上の運行実績があるスペインの鉄道事業者と連携協定を締結すると発表しました。
これは、14日の定例会見でJR西日本の真鍋精志社長が発表したものです。
協定の締結相手は、既に昭和44年からフリーゲージトレインを運行している、「スペイン国鉄」と「スペイン鉄道インフラ管理機構」です。
フリーゲージトレインは車輪の幅を変えることで、新幹線と在来線を乗り換えなしで走行出来る列車で、国土交通省は北陸新幹線の福井県敦賀までの開業に合わせて、大阪方面への導入を検討しています。
JR西日本は今月24日にスペインで覚書に調印する予定で、当面、技術者の交流などを行います。
また、真鍋社長は北陸新幹線の敦賀開業時のフリーゲージトレインの導入について、「大阪までのフル規格での早期の整備を希望するが短期間では難しく、利便性を考えると、暫定的にフリーゲージトレイン導入はやむを得ない」という見解を改めて示しました。
一方、並行在来線については、「富山県との交渉はほぼ順調なペースで進んでいる」とし、「今後細かい部分の詰めを行い円満かつ円滑な開業に向けて努力していきたい」と述べました。
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