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'12/9/17

可部線の復活願い光のレール



 JR可部線可部―旧河戸間(広島市安佐北区、約1・7キロ)の電化延伸による復活を後押ししようと、沿線住民が15日夜、使われていない線路にキャンドル約千個を飾った。参加者が午後6時から手分けしてともすと徐々に「光のレール」が浮かび上がった。

 キャンドルは、亀山南小の児童や住民がペットボトルを半分に切った器に砂を詰め、ろうそくを立てて作った。旧河戸駅側の線路の脇に、約1キロにわたって2〜3メートル間隔で並べた。

 同区間は、利用者の減少などで2003年11月末に廃止された。地元の要望を受け、08年9月から市やJR西日本が復活に向けて協議。事業化の最終合意まであと一歩となっている。

 地元自治会などでつくる実行委員会が2008年から毎年開くイベントの一環。沖中巧実行委員長(74)は「復活への願いと、地域で鉄道を支えていく決意を込めた」と話していた。

【写真説明】キャンドルの灯で浮かび上がった「光のレール」




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