駐日中国大使:程永華氏の書面インタビュー全文
毎日新聞 2012年09月17日 00時55分(最終更新 09月17日 01時53分)
1895年、日本は甲午戦争(日清戦争)末期、清朝政府の敗戦が確定的になったすきに、釣魚島とその付属の島嶼を不法にかすめとった。続いて日本は清朝政府に不平等な「馬関条約」(下関条約)の調印を強要し、「台湾全島およびすべての付属の島嶼」を割譲させた。
第二次世界大戦終結後、「カイロ宣言」と「ポツダム宣言」に基づき、中国は日本が占領した台湾、澎湖(ほうこ)諸島などの領土を取り戻し、釣魚島は台湾の付属島嶼として国際法上、中国に戻った。
1951年、日本が米国などの国と一方的な「サンフランシスコ平和条約」に調印し、琉球諸島(現在の沖縄)は米国の管理の下に引き渡された。1953年、米国琉球民政府は管轄範囲を勝手に拡大し、中国の領土である釣魚島とその付属の島嶼をその中に紛れ込ませた。1971年、日米両国は「沖縄返還協定」の中で釣魚島などの島嶼を勝手に「返還区域」に入れた。