アフガニスタン 国際部隊攻撃で死者

9月17日 6時3分

アフガニスタンで、アメリカ軍を中心とする国際部隊が１６日に上空から行った攻撃で、少なくとも女性８人が死亡するなど、多くの市民が巻き込まれ、国際部隊は遺憾の意を示すとともに、再発防止に取り組むと発表しました。

アフガニスタン北東部のラグマン州の山岳地帯で、１６日未明、国際部隊の戦闘機などが反政府武装勢力を上空から攻撃し、この攻撃に巻き込まれて、地元の女性少なくとも８人が死亡し、さらに７人がけがをしました。
これについて、アメリカ軍を中心とする国際部隊は声明を発表し、当時、付近には５０人近くの武装勢力がいたと説明する一方、多くの市民が巻き込まれたことを認めて、遺憾の意を示し、再発防止に取り組むと発表しました。
アフガニスタンでは、これまでも多くの市民が国際部隊の攻撃に巻き込まれて死亡しており、市民の間でアメリカなどへの根強い反発があります。
また、１６日まで３日続けて、アフガニスタン国内でも、アメリカで制作された映像にイスラム教の預言者を侮辱する内容が含まれていると抗議するデモが発生していて、国際部隊としては、早急に事実関係を認めて再発防止を約束することで、反米感情の高まりを少しでも抑えたいねらいがあるものとみられます。