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原発再稼働「賛成42%」の衝撃
一方で6割の人が再稼働に反対
だが一方で6割の人が再稼働に反対しているのも厳然たる事実である。
「核廃棄物は将来に亘って処理不可能、事故発生の際には国家予算ほどの高コストと修復不能な国土破壊。原発既得権産業の脅しに抗えず大飯を再稼働した今後は、官僚の傀儡と化した政治家が与野党結託して常套手段『なしくずし』を連発するだろう。強い危機感を覚える」(女・43・広島)
事故の現実性を唱える意見もある。
「人の命と原発による電力は比較の対象にもならない。即刻全原発を廃止すべき。私はある工場の技術担当者ですが、何十とある設備は毎日どこかの箇所が不良をきたします。消耗品然り、配管然り。それが人間が考え出した設備の限界なのです。原発も特別な設備ではありません。どこまでいっても人間の智恵の範囲内です。ですが、自然の力、原子の力は人間の智恵を超えます。人間はもっと謙虚になるべきです。技術過信の傲慢さを今回の事故で学び取らなければ、未来は無い」(男・61・石川)
「人類は、万一の時にも、自らの技術で完璧に処理しきれる文明だけを手にするべきだと思います。原子力というものは、まだ人類の手の中で把握しきれていないのではないでしょうか。目に見えない汚染の恐怖に怯えながら原子力とともに歩んでいくのはもうたくさんです。もし、これからの未来に不可欠なエネルギーであるならば、いかなるシミュレーションにも揺るがないだけのレベルに達してからにしていただきたい。つまり、時期尚早の一言に尽きるのではないでしょうか」(女・34・東京)