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原発再稼働「賛成42%」の衝撃
集会では著名人も声を上げる
反対派の論拠や手法に違和感を唱える声も多い。
「東電等電力会社の体質の改善は必須であるが、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いと言わんばかりに原子力発電の全てを悪者とし、ヒステリックに対応するべきではない。今までの発電で恩恵を受けながら、無責任に正義感に酔っているのみであり、何ら建設的かつ現実的な意見が出てきていない。国家の利益を安直な世界市民的精神のもとに損なうなど愚の骨頂である」(男・29・長野)
デモは国会議事堂へ向かった Photo:Kyodo
集会では坂本龍一や大江健三郎ら著名人も声を上げる。だが、それが違和感の元に。
「反対を唱えている著名人はみなお金持ち。ハメルンの笛吹きではないが、大衆をどこに連れて行こうとしているのか。気が付いたら日本国民がゼロになる。仙谷さんの集団自殺そのもの。これが声なき声。我々一般良識派は昔からデモには行かない。技術の粋を結集して今後も原発を注意深く運転して貰いたい」(男・67・東京)
ジャーナリストの櫻井よしこ氏はこう言う。
「原発の問題は安全性です。ストレステストで安全性が確認された原発の再稼働を、もっと冷静に見つめるのがよいと思います。この夏の暑さのなか、停電が起これば幼い子供、高齢者、病んでいる人々にとっては命に関わる問題です。坂本龍一さんは『たかが電気のために命を危険に晒すな』といいましたが、命の大切さを訴えるならたかが電気とはいってほしくありません」