国際【尖閣国有化】中国・強硬論沸騰の内実 1面は「反日」、社説は「理性的対応を」+(2/2ページ)(2012.9.12 22:48

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【尖閣国有化】
中国・強硬論沸騰の内実 1面は「反日」、社説は「理性的対応を」

2012.9.12 22:48 (2/2ページ)中国
11日に行われた反日デモの写真を1面に掲載した12日付の中国各紙(共同)

11日に行われた反日デモの写真を1面に掲載した12日付の中国各紙(共同)

 勇ましく読者の民族意識を高揚させて“ガス抜き”したうえで、最後は暗に理性的に事を進めるよう仕向けているわけだ。

 次の社説では、中国をめぐる国内と対外矛盾が「活動期を迎え、両者が相互転化する」極めて難しい時代にさしかかっていることを強調。腐敗や格差などでの国民の不満が、領土・領海問題での党・政府批判という形で爆発することへの警戒心をあらわにしている。

 共産党政権の腐敗堕落に絶望した知識人の中には「対外紛争が中国再生の突破口を開く」ことへの期待の声さえ聞かれる。2本の社説の焦点は国内対策に絞られているようにみえる。

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