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政治
【民主代表選】投開票後にハードル…「反野田」勢力が離党模索、衆院過半数割れの危機
2012.9.17 00:03
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自前の党内グループを率いる赤松広隆元農林水産相と鹿野道彦前農水相は、代表選後の挙党態勢を呼びかけているが、これは「ポスト要求」の裏返しにほかならない。内閣改造や党役員人事で排除されれば、両陣営は「反野田」の旗(き)幟(し)を鮮明にしかねない。
「民主党は俺を除名する気か。絶対に許さない!」
民主党に離党届を提出し、維新に合流した松野頼久元官房副長官は最近、自らに近い議員に怒りをぶちまけた。
松野氏の行動は「反党行為」にあたるため、除名処分になるのは既定路線ではあるが、周辺議員は「反民主ののろしを上げた」と受け止めた。事実、松野氏は閣僚経験者を含め民主党議員の維新入りを勧誘し始めている。
衆院では離党届を提出した松野、石関貴史両氏を除き、民主党からあと10人が離党すれば与党過半数割れとなる。過半数割れのまま秋の臨時国会を開会すれば、内閣不信任決議案はいつでも可決が可能な状態となり、解散権は野党側が握る構図となる。
日曜討論で首相は弱音を漏らした。
「党運営はもう崖っぷちです…」
(斉藤太郎)
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