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政治
【民主代表選】投開票後にハードル…「反野田」勢力が離党模索、衆院過半数割れの危機
2012.9.17 00:03
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民主党代表選は野田佳彦首相の再選が確実視されているが、真のハードルは21日の投開票後に待ち受けている。「反野田」勢力が代表選後の離党を模索しているためだ。首相は内閣改造や党役員人事でハンドリングを誤れば、衆院で与党過半数割れに陥り、政権運営が行き詰まる事態に追い込まれかねない。
「代表選は政界再編の一ステップ。変わってしまった民主党にサヨナラを告げる代表選かもしれない」
代表選に出馬している原口一博元総務相はフジテレビ番組「新報道2001」で首相を牽(けん)制(せい)。NHK番組「日曜討論」でも首相に対し「七十数人の離党者を出し、問責決議も受けた。なぜ代表選にお出になるのか」と揺さぶり続けた。
首相の対抗馬のうち、特に原口氏陣営には離党志向が強い。反消費税増税、反TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)、脱原発を主張してきた議員の「たまり場」にすらなっている。
原口氏は「離党はしない」と断言するが、陣営内の議員を掌握する力は乏しい。新党を結成し人気が出れば、比例代表で復活当選できる-。陣営内の一部では、そんな代表選後のシナリオもささやかれている。
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