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 2012/9/13(木)
 中国で事業拡大目指せ 上海で商談会 県が初開催
【初開催されたメイド・イン・三重展示商談会=上海市のギャラクシーホテル上海で】
【上海=綿貫美希】県が中国上海市に開設した「県中国ビジネスサポートデスク」は十二日、同国での販路拡大を目指す県内中小製造業者と現地大手日系企業などとの初の展示商談会「メイド・イン・三重 上海展示商談会」を、同市中山西路のギャラクシーホテル上海で開いた。今年七月に開設された同デスクの目玉事業で、主に中国内に拠点を持つ県内企業十七社が出展。各ブースを日立、豊田自動織機など現地の日系大手企業約六十二社、百十二人が訪れ、商談を交わした。

 同商談会は、県内の中小製造業者などが中国で自社の技術・製品をアピールし、新規の販路開拓や事業拡大につなげてほしいと、県が初めて海外で単独で開催。すでに同国に進出している企業と、進出を検討中の県内企業が参加した。

 開会式であいさつした県雇用経済部の田畑知治次長は「拡大する東アジアの市場獲得を目指す中小企業の海外展開の支援は、県の産業振興戦略の大きなものと位置づけている」とし、参加企業に「大手日系企業や大手中国企業が来場するので、県のものづくりを十分アピールして」と呼び掛けた。

 上海に拠点を設けて十年になるという伊賀市の工作機械製造業「安永」の担当者は、中国ですでに販売している工作機械や太陽電池分野に加え、「自動車部品もニーズがあれば売りたい。各事業のビジネス拡大を狙って参加した」と述べた。海外拠点設立を模索しているという四日市市の中古工作機械販売業「新明和機工」の橋本剛専務は、進出先を中国かベトナム、インドネシアかいずれにするか検討中だとし、商談会で「中国企業にどのくらい(自社製品の)反応が良いかを知りたい」と出展理由を話した。

 この日の夜には、県が同ホテルで、同商談会参加者や、同日開催の「日中ものづくり商談会@上海2012」参加企業、在上海の県出身者ら約百五十人を集めて交流会を開催。参加者らは県産の地酒を飲みながら、互いに名刺交換をし、ビジネスの発展に向けて意見交換した。




  
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