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百貨店の平和堂 デモ被害10億超9月16日 19時49分
15日の反日デモで、湖南省の長沙にある日系の百貨店「平和堂」では、暴徒化したデモの参加者によって店内が破壊されただけでなく、商品がほとんど略奪され、被害額は日本円で10億円以上に及ぶ見通しです。
「平和堂」によりますと、店内を調べたところ、被害は百貨店の看板など外部だけでなく、1階から6階までの5万平方メートルの売り場がめちゃくちゃに壊され、衣服や酒類、それに高級時計などの商品のほとんどが略奪されたということです。
また、同じ長沙市内の2号店でも同様の破壊と略奪があり、被害額は合わせて10億円以上に及び、数か月間は営業ができない見通しだということです。
また、地下の駐車場に止めてあった従業員所有の日本車なども破壊されたということです。
長沙では、15日午前中から5000人以上のデモの参加者の一部が暴徒化して、「日本人を打倒しよう」などと叫びながら、入口のガラスを鉄パイプでたたき割るなどして店内に侵入し、略奪行為に及びました。
警察当局は当初配置した警察官だけでは暴徒化を防げなかったことから、午後になってようやく数千人規模の武装した警察官を出動させましたが、すでに破壊や略奪行為が収まったあとでした。
百貨店はいずれも朝から閉店していたため、けが人などはなかったということです。
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