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2012年6月27日7時1分

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クマ牧場どうする?悩む秋田 「薬殺はイメージ悪い…」

写真:飼育員2人がヒグマに襲われ、死亡した秋田八幡平クマ牧場。元経営者はこれまで、敷地内に死んだクマを埋めていた=秋田県鹿角市八幡平、秋田朝日放送提供拡大飼育員2人がヒグマに襲われ、死亡した秋田八幡平クマ牧場。元経営者はこれまで、敷地内に死んだクマを埋めていた=秋田県鹿角市八幡平、秋田朝日放送提供

写真:ヒグマが逃げ出した運動場で実況見分を行う捜査員ら=25日、秋田県鹿角市八幡平の秋田八幡平クマ牧場、秋田朝日放送提供拡大ヒグマが逃げ出した運動場で実況見分を行う捜査員ら=25日、秋田県鹿角市八幡平の秋田八幡平クマ牧場、秋田朝日放送提供

 秋田八幡平クマ牧場(秋田県鹿角市)で女性飼育員がヒグマに襲われ死亡した事故で、牧場に残る27頭のクマの扱いをめぐって秋田県が頭を悩ませている。経営者が不在となり、県が引受先を探しているものの見つからず、殺処分には「秋田のイメージを損なう」と否定的な意見も根強い。

 牧場には現在、ヒグマ21頭、ツキノワグマ6頭が残されている。26日に開かれた県議会では、クマの殺処分について「秋田県のイメージを考えると薬殺はできない」「(薬殺を)やったら、観光キャンペーンなどが吹っ飛ぶ」と否定的な意見が相次いだ。

 元経営者の男(68)は今月9日、業務上過失致死容疑で逮捕。県によると、職員が5月末に牧場を立ち入り検査した際、男は「6月以降、えさを3分の1くらいに減らし、(クマ同士の)抗争による自然淘汰(とうた)を考えている」「最後に残ったクマは2週間ぐらい絶食させれば動けなくなる」などと説明したという。凍死やけがで死んだクマについては、「牧場内のある場所に埋めた」とも話していたという。

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