大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)が近く立ち上げる国政政党「日本維新の会」の運営をめぐり、同会幹事長の松井一郎大阪府知事ら幹部は15日、新党に参加する松野頼久元官房副長官ら衆参国会議員7人と大阪市内の維新の会本部で会談し、党の規約に「企業・団体献金の禁止」を明記することを決めた。
維新の会が候補者擁立を検討していた衆院鹿児島3区の補欠選挙(10月28日投開票)については「選挙準備が整わない」などとして、橋下、松井両氏が擁立を見送ることで一致。近く同会で正式に決める。
この日の会合では、新党の規約として党本部を大阪市に置くことや、国会議員と地方議員を「並列の関係」とし、党代表選などで同じ1票として取り扱うことなどを決定。「企業・団体献金の禁止」では、橋下氏が次期衆院選の資金面の問題から規約への明記を決めかねていたが、会合で「誰にも縛られない政治判断ができる」と明記することを決めたという。