事件残暑あと1週間 気象庁が1カ月予報2012.9.14 18:23

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残暑あと1週間 気象庁が1カ月予報

2012.9.14 18:23

 気象庁は14日、北・東日本の残暑が来週1週間程度で収まるとの1カ月予報を発表した。同庁は「暑さの出口は見えたが、油断は禁物」と熱中症への警戒を呼びかけている。台風16号の通過後に、日本付近に張り出していた太平洋高気圧が南東の海上に後退。数日の周期で雨や晴れとなる本格的な秋が訪れるという。

 同庁によると、少雨傾向が続く関東では9月いっぱい、東北地方ではこの先1週間はまとまった雨が期待できないとしており、取水制限が続く利根川水系の6都県の渇水が解消されるめどは立っていない。

 北日本は8月下旬と9月上旬の平均気温が戦後最高を記録。北・東日本の気温は22日までの1週間、平年より平均3~4度高い状態が続く。23日以降は大陸から低気圧や移動性高気圧が通過するため、天候は周期的に変化するという。

 今年は8月後半から、上空を流れる偏西風が朝鮮半島付近で北上。偏西風の南側で形成された太平洋高気圧の張り出しが強まった。平年であれば、9月に入ると太平洋高気圧は徐々に衰えるが、偏西風の動きに変化が少なかったため、高気圧の勢力が維持された。

 大型で猛烈な台風16号も高気圧に阻まれ朝鮮半島に向かう予想となっており、関東に雨を降らせる可能性は低いという。

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